Brand new collaboration Art work
大学の卒業制作です。高さはおよそ190cm。
当時、ファッションブランドなどで「コラボレーション」という言葉が流行り出した時期でした。
そこで、「モノクロームとカラフル」「昔と今」「アナログとデジタル」などを
コラボレーションさせるというコンセプトのもと、大きな書作品を作りました。

書部分は中国の有名な書家、何紹基の臨書、周りの部分は大型プリンターのロール紙で出力しました。

子供の時のお稽古や、高校生の時に書道部で励んだことが生かされました。
表装部分は右から、ルイヴィトン、プレイステーション、タワーレコード、スターバックスのロゴで、
時々、アーノルドパーカー、Apple、シャネルなどのロゴが紛れていたり、
PS(Play Station)ではなくHG(Hiroko Geka)になっていたりと、
小さな仕掛けをあちこちに潜ませています。
思えばこれは今もよくやる手法で、
誰かに秘密を打ち明けるような気持ちで、その人が少しだけ愉快になってくれたらいいな、
不特定多数ではなくて、あなたと親密になりたいわ、
ということの表現かなと思います。

2002
client    京都精華大学 卒業制作   Graduation work of art